R.マキロイ首位キープ! タイガーぎりぎり予選通過、松山棄権
2014年3月1日(土)午前10:10
世界No.1奪還を目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)が快調にスコアを伸ばす中、現世界ランク1位のタイガー・ウッズ(米)は相変わらず低調なゴルフでかろうじて決勝ラウンド進出を決めるのがやっとだった。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦 ザ・ホンダ・クラシックは現地時間28日、フロリダ州PGAナショナル・リゾート チャンピオンCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日トップのマキロイがこの日も6バーディ、2ボギーの4アンダー66とスコアを伸ばし、通算11アンダーで単独首位の座を守った。
1打差の単独2位に第2ラウンドで6つスコアを伸ばしたブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)が続き、通算8アンダー単独3位にラッセル・ヘンリー(米)。通算7アンダー4位タイにリー・ウェストウッド(英)とラッセル・ノックス(スコットランド)が並び、通算6アンダー6位タイにライアン・パーマー(米)ら。歴代チャンピオンのひとりルーク・ドナルド(英)が通算5アンダー9位タイとまずまずのポジションを確保している。
単独トップの座を守ったマキロイには、昨年のこの大会でボロボロに崩れ途中棄権した苦い思い出がある。「去年とは全然違う。あの頃はスイングに迷いがあったし道具も使いこなせていなかった。自分自身を上手くコントロール出来ていなかったんだ。でも最近は自信が戻って来た。この2試合連続で初日に『63』(欧州ツアーのオメガ・ドバイ・デザート・クラシックと今大会)をマークしているし、今の自分には技術に裏打ちされた自信がある。去年の苦い経験から学んだことを今年、生かせればいいと思う」と週末に向け手応えを滲ませた。
一方、気がかりなのがキャリア最悪のシーズン序盤を過ごしているタイガーの動向だ。初日81位タイと出遅れ心配されたが、この日は1アンダー69にスコアをまとめ通算イーブンパー。カットラインぎりぎりの66位タイでかろうじて予選だけはクリアした。
アイアンショットの距離感、方向性ともに精彩を欠いたが、本人は「色々ポジティブな兆候がある」と強気の発言を繰り返す。ここ数週間のオフは「ショートゲームを中心に練習を重ねた」というタイガーが本領を発揮するのはいったいいつになるのだろう?
また2002年以来の大会出場となったフィル・ミケルソン(米)は2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー71とスコアを落とし、通算1オーバー80位タイで決勝ラウンド進出を逃している。
日本勢は石川遼が5バーディ、5ボギーのイーブンパー70にスコアをまとめたものの、初日の出遅れが響き通算6オーバー126位タイで予選落ち。松山英樹は左手親指付け根のケガが悪化したため第2ラウンド直前に棄権を表明した。