タイガー無念の予選落ち… 今田は7試合ぶり予選突破!
2012年5月5日(土)午前9:23
- この記事のキーワード
マスターズ惨敗の後、試合から遠ざかっていたタイガー・ウッズ(米)が復帰戦でまさかの予選落ちを喫した。
米男子ツアーの“準メジャー”、ザ・プレーヤーズ選手権(現地時間10?13日/フロリダ州、TPCソーグラス)の前哨戦でもあるウェルズファーゴ選手権(ノースカロライナ州、クエールハローC)は現地時間4日、第2ラウンドの競技を終了。初日56位タイと出遅れていたタイガーは2日目もチャンスにショートパットを外すなど精彩を欠き、2バーディ、3ボギーの1オーバー73を叩いて通算イーブンパーの75位タイに後退。カットラインにわずか1打足りず2010年に続き同大会2度目の予選落ちを喫した。
タイガーが同一大会で2度の予選落ちをしたのはキャリア初。「パー5で1つもスコアを伸ばせなかった。すべてアイアンで2オンを狙えるというのに、これじゃあ勝負にならない。短いパットが決まらなかったし、とにかく流れが悪かった」と不本意なラウンドを振り返ったタイガー。3月のアーノルド・パーマー招待で復活優勝は飾ったものの、本丸と位置づけたマスターズでは40位タイに終わり、満を持して挑んだ復帰戦で予選落ち。「(改造した)スイングがまだしっくりいっていない」と苦虫を噛み潰したような表情で語ったタイガーは、次週ザ・プレーヤーズ選手権で雪辱を期すことになる。
一方、ここ6試合連続で予選落ちと絶不調だった今田竜二には復調の兆し。25位タイからスタートしたこの日は15番でイーグルを奪う見せ場も作ったがボギーも4つ叩いてイーブンパー72止まり。それでも通算3アンダーの34位タイで7試合ぶりの決勝ラウンド進出を果たした。
上位陣は「ショットが今季最高の出来だった」と興奮気味に語ったニック・ワトニー(米)が8アンダー64の好スコアをマークし通算12アンダーで単独トップに躍り出た他、通算11アンダー単独2位に昨季賞金ランク2位のウェブ・シンプソン(米)がつけ、通算10アンダー3位タイにスチュワート・シンク(米)、ベン・クレーン(米)、D.A.ポインツ(米)、ジョン・センデン(豪)の面々。
この日23歳の誕生日を迎えた世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算6アンダー13位タイで週末を迎えることに。また初日4位タイと好発進を切りツアー初Vに意欲を見せたリッキー・ファウラー(米)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず、通算6アンダーでマキロイ、ベ・サンムン(韓)らと並ぶ13位タイに後退した。フィル・ミケルソン(米)と世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)はカットラインぎりぎりの通算1アンダー63位タイで辛うじて決勝ラウンドに進んでいる。