今季初Vに向けT.レーマン辛うじて首位守る
2012年5月6日(日)午前9:55
初日スタートダッシュに成功した昨季の米チャンピオンズツアー賞金王トム・レーマン(米)が2日目は出入りの激しいゴルフながら、辛うじて首位の座をキープした。
同ツアーのインスぺリティ選手権は現地時間5日、テキサス州のザ・ウッドランズCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。後続に1打差をつけ単独トップからスタートしたレーマンが後半バーディとボギーが交互に来る安定感に欠ける内容だったが、前半の貯金を守って2アンダー70にスコアをまとめ通算9アンダーでフレッド・ファンク(米)と並びトップタイの好位置を堅守した。
しかし上位は混戦で1打差の3位タイにマイク・グッデス(米)、ブラッド・ブライアント(米)が続き、2打差の5位タイにボビー・クランペット(米)、マイケル・アレン(米)がつけるなど首位から5打差に16人がひしめく展開。最終日の成績次第で誰が勝ってもおかしくない状況だ。
トーナメントを引っ張るレーマンは今季初優勝に王手をかけたわけだが、実は開催コースのザ・ウッドランズCCには「悪い思い出しかない」のだとか。レギュラーツアー時代の1985年、ここで開催されたヒューストン・オープンでは予選落ち。1989年にQスクール(プロテスト)に逆戻りしたときには、ここでプレーしてほぼ最下位に近い成績に終わり翌年の出場権を失った苦い思い出がある。
「あの頃はもう2度とこのコースに戻って来るものかと思っていた」と言うが今は「大好きなコースになった」のだとか。残り18ホール“大好きなコース”でレーマンが混戦を制し完全優勝を飾ることが出来るかどうか注目だ。