F.ファンク、ケガ乗り越え復活優勝! T.レーマン今季初V逃す…
2012年5月7日(月)午前9:21
左手親指の故障から復活したフレッド・ファンク(米)が、終盤の猛攻で2年ぶりに勝利の美酒に酔いしれた。
米チャンピオンズツアーのインスぺリティ選手権は現地時間6日、テキサス州のザ・ウッドランズCCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位タイからスタートしたファンクが上がり5ホールで4バーディを奪って5アンダー67をマーク。通算14アンダーまでスコアを伸ばし今季初Vを狙ったトム・レーマン(米)を1打差で振り切り、ツアー通算7勝目を挙げた。
終盤までは昨季の賞金王レーマンがゲームを支配する展開。12番からの3連続バーディで完全Vに王手をかけたが終盤ファンクの追い上げが始まる。1番でバーディを奪った後、スコアカード通りのプレーで沈黙を守ったファンクが14番からの3連続バーディでレーマンに並ぶと、最終18番でバーディを逃したレーマンに対しファンクはきっちりバーディをもぎ取り、強敵に競り勝った。
かつて48歳の史上最年長で“準メジャー”ザ・プレーヤーズ選手権を制した不屈の男は、ここ数年悩まされた左手痛にピリオドを打つべく昨年手術を決意。公傷が適用され昨年8月以降試合から遠ざかり、今季は2月のアリアンツ選手権からツアーに復帰。6試合目にして嬉しい復活優勝を飾った。
その他上位陣は、マイク・グッデス(米)が通算10アンダー単独3位、ベルンハルト・ランガー(独)がブラッド・ブライアント(米)、ボビー・クランペット(米)、マイケル・アレン(米)らと並び通算8アンダー4位タイに入っている。