ザ・プレーヤーズ選手権 タイガーとR.ファウラーが直接対決!
2012年5月10日(木)午前9:55
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かつての世界ランキングNo.1であるタイガー・ウッズ(米)に、“ポストタイガー”世代のリッキー・ファウラー(米)が初めて直接対決を挑む。
米男子ツアーの本拠地、フロリダ州TPCソーグラスが舞台のフラッグシップ大会、ザ・プレーヤーズ選手権が現地時間10日に開幕。先週のウェルズファーゴ選手権で待望のツアー初優勝を飾ったばかりのファウラーが、ツアーで初めてタイガーと同組でプレーする。
プライベートではホームコースであるメダリストGC(フロリダ州)で何度か一緒にプレーしたことのある2人だが、試合ではこれまで同じ組になったことがない。「彼と一緒に練習したり、近くにいることを楽しんでいるんだ」と、タイガーに親愛の情を示しているファウラーは大喜び。「ハンター(メイハン/米)も一緒の組だし、きっと楽しい時間が過ごせるよ」と、開幕が待ちきれない様子を見せている。
一方、タイガーにとって今大会は全盛期の2001年に優勝経験こそあるものの、それ以降はトップ10入りが1回だけと相性は今ひとつだ。しかも、過去2回は途中棄権を余儀なくされている因縁がある。
ファウラーが優勝した先週も、プレーはしていたが予選落ちと不本意な結果に終わっており、自らを慕う後輩の前でそろそろ強いところを見せないと本当に世代交代となってしまう。尻に火がついたタイガーと、勢いのあるファウラー、そして今季好調のメイハンの組は、フレンドリーなムードの裏側で熱い火花が飛び交うことになりそうだ。
一方、先週ファウラーにプレーオフ負けしたものの2位タイに入り、またしても世界ランクNo.1に返り咲いたローリー・マキロイ(北アイルランド)は、5番ウッドを2番アイアンに入れ替える“ソーグラス”仕様で登場。「少し距離を犠牲にすれば、ターゲットも少し大きくなる。グリーンを狙うのに7番アイアンを使おうが、9番アイアンを使おうが気にしない。フェアウェイからセカンドショットが打てれば、より易しくなるからね」と、飛距離よりも正確性を選ぶ作戦に出た。
マキロイは、大会前に世界ゴルフ殿堂(ワールド・ゴルフ・ホール・オブ・フェイム)入りを果たしたばかりのフィル・ミケルソン(米)とスティーブ・ストリッカー(米)と同じ組。2007年の優勝者であるミケルソンが、ホール・オブ・フェイマーとしてどんなプレーを見せてくれるかにも注目だ。
マスターズ王者のブッバ・ワトソン(米)は家族との時間を過ごすために欠場を決めたが、“準メジャー”とあって世界ランクNo.2のルーク・ドナルド(英)、No.3のリー・ウェストウッド(英)など欧州からもトッププレーヤーたちが出場。日本勢では、先週7試合ぶりに予選通過した今田竜二が参戦する。