デビッド・フロスト（南ア）がメジャー初優勝に王手をかけた。

　米チャンピオンズツアーの今季メジャー第2戦、リージョン・トラディションは現地時間8日、アラバマ州のショウル・クリークを舞台に第3ラウンドの競技を終了。7位タイからスタートしたフロストが7バーディ（1ボギー）のチャージで6アンダー66をマークし、通算12アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。

　1打差の単独2位にこの日ノーボギーの4アンダー68で回ったフレッド・カプルス（米）。通算10アンダー3位タイに前日トップのダフィ・ウォルドルフ（米）の他、モリス・ハタルスキー（米）、マイケル・アレン（米）がつけている。大会3連覇がかかるトム・レーマン（米）は通算7アンダーでケニー・ペリー（米）らと並び11位タイ。ベルンハルト・ランガー（独）は通算1アンダー40位タイに低迷している。

　今季すでに東芝クラシックで優勝を飾り、目下賞金ランク2位と好調なフロスト。一方のカプルスは今シーズンレギュラーツアーに出場した3試合すべてで予選を通過し、マスターズで13位タイに食い込むなど、年齢を感じさせないプレーを続けている。奇しくも東芝クラシックでフロストが優勝したとき単独2位に入ったのがカプルス。カプルスにしたら2度同じ選手に負けるわけにいかない。最終日、因縁の2人の対決に注目だ。