タイガー、11度目の年間最優秀選手賞獲得! 新人王はJ.スピース
2013年9月28日(土)午前11:30
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選手間の投票で決まる米男子ツアーのプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)に今季5勝を挙げ完全復活を果たしたタイガー・ウッズ(米)が輝いた。
5年ぶりのメジャー勝利はならなかったがシーズン5勝を挙げ世界ランク1位に返り咲き、賞金王&平均ストローク数No.1に贈られるバードン・トロフィを獲得したタイガーが、今季全英オープン覇者のフィル・ミケルソン(米)、年間王者のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らを抑え、今年度のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
タイガーにとってこれがキャリア11度目の同賞獲得。5勝の中には第5のメジャー、ザ・プレーヤーズ選手権とWGC(世界ゴルフ選手権)シリーズ2勝が含まれており、本人も「素晴らしい1年だった」と感慨を込めた。今季の5勝を追加しツアー通算勝星は『79』。サム・スニード(米)の持つ最多勝利『82』まであと『3』と迫り、来るべきシーズンでの新記録樹立が期待されている。
特に印象に残った出来事を聞かれたタイガーは「ザ・プレーヤーズ選手権」と即答。「これまでプレーヤーズではあまり良い成績を残せていなかったこともあり、強豪が揃うトーナメントでタイトルを獲れたのは大きい」と語っている。
そのタイガーがべた褒めしたのが最優秀新人賞に輝いた20歳の新鋭ジョーダン・スピース(米)。「まずは彼におめでとうと言いたい。ルーキーイヤーに優勝を飾ったばかりでなく賞金ランクトップ10入りしたのは素晴らしい功績。チャンピオンに相応しい。来週(ザ・プレジデンツカップ)、チームメイトとして一緒に戦うのを楽しみにしている」と賛辞を贈った。
それを受けスピースは「夢じゃないかと頬っぺたをつねりたい気分」と大感激。タイガー同様「想像以上、出来過ぎのシーズン」と自己評価しながら「メジャーでは苦い思いを味わった。全米オープンと全米プロゴルフ選手権で予選落ちしたのが悔やまれる」と反省点も口にする。
メジャー大会で思うような結果を出せなかったのはタイガーも同じ。来季は2人のメジャー獲りなるかが見どころの1つになりそうだ。