タイガー70人ごぼう抜きで勝算?「まだチャンスはある」
2012年5月12日(土)午前9:54
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初日大きく出遅れたタイガー・ウッズ(米)だったが、2日目は別人のプレーで70人をごぼう抜きした。
米男子ツアーが“メジャーに準ずる大会”と位置づけ、本拠地であるTPCソーグラス(フロリダ州)を舞台に開催しているフラッグシップ大会のザ・プレーヤーズ選手権は、現地時間11日に第2ラウンドの競技を終了。この日100位タイからスタートしたタイガーが中盤の4連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪って4アンダー68をマークし、通算2アンダー30位タイに浮上した。
「今日は良いゴルフが出来た。ショットもパットも納得のいく内容。グリーンのスピードもつかめていたし、良いショットが沢山あった」とこの日のラウンドを振り返ったタイガー。前週のウェルズファーゴ選手権で予選落ちを喫し、初日100位タイと2週連続予選落ちの危機に立たされていたが「とにかく今日は『66』を目指して集中することだけを考えた。66で回れれば首位とは4打差くらいには迫れると思っていたからね。現時点で6打差あるけれど、まだ(優勝の)チャンスはある」と逆転Vに意欲を見せた。
快進撃が始まったのは8番パー3。「完璧なショット」でグリーンをとらえると「完璧なパット」でこの日2つ目のバーディ。そこから11番まで次々とバーディを重ね、あっという間にカットラインをクリアした。16番パー5ではティーショットを左に曲げ、林の中から残りピンまで250ヤードを3番アイアンでグリーン手前に運び、難なくバーディ奪取に成功。難しい上がり2ホールも無難にパーをセーブし、明日からの決勝ラウンドに弾みをつけた。
ところで何よりギャラリーを湧かせたのは同組で回ったリッキー・ファウラー(米)とのバーディ合戦。タイガーは8番から、ファウラーは9番からともに4連続バーディを奪って集まったファンを熱狂させた。ちなみにファウラーは8バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフで3アンダー69。通算3アンダー17位タイで決勝ラウンド進出を果たし、ウェルズファーゴ選手権に続く2週連続優勝に望みを繋いだ。