谷口が首位を守って最終日へ! 深堀は後半崩れて4位タイ
2012年5月12日(土)午後5:41
国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(栃木県、烏山城カントリークラブ)」は12日、第3ラウンドの競技が行われ、単独首位からスタートした谷口徹が4オーバー76の通算5アンダーで単独首位を守り、完全優勝に王手をかけた。2打差2位タイには小田孔明とI・J・ジャン(韓)が続いている。
後続に3打差をつけ単独首位からスタートした谷口は、強風に悩まされ前半からスコアメイクに苦しんだ。1番で幸先よくバーディを奪ったものの、その後は4ボギーでハーフターン。後半も14番、15番で連続ボギーを叩いて貯金を一気に吐き出してしまう。しかし、16番で約5メートルのバーディパットを沈め渾身のガッツポーズ。悪い流れはここで立ち切り、残りのホールはパーセーブで4オーバー76。昨季大会で途中棄権した鬼門の3日目を終え、通算5アンダーで単独首位の座を守り大会2勝目へまた一歩前進した。
予選ラウンドを通算6アンダー単独2位で終え谷口と最終組で回った深堀圭一郎は、アップダウンの激しい一日となった。出だし1番のイーグル奪取で最高のスタートを切ると、4番でボギーを叩くも9番でバーディを奪い、単独首位に浮上し後半へ。しかし10番、12番でボギーを叩くと13番から痛恨の2連続ダブルボギー。こちらも強風の影響でショットが安定せず4オーバー76でホールアウト。通算2アンダーまでスコアを落とし、順位もトップから3打差の4位タイまで後退している。
ホストプロの池田勇太は、50位タイで予選を通過し上位進出を狙った3日目も振るわなかった。2番でボギーを先行させ、5番でバーディを奪い返すも9番をボギーとし1オーバーで折り返す。後半もなかなかバーディを奪えずパーセーブを続けて迎えた16番、17番で連続ボギー。3オーバー75の通算4オーバー32位タイで3日目のラウンドを終えた。それでもトップ10圏内からは4打差で、上位進出の望みはまだ残されている。これまで3年連続でトップ10入りを果たしている池田は、ホストプロとしての意地をかけ最終日の戦いに臨む。
その他では、深堀と並んで通算2アンダー4位タイに谷原秀人、1打差6位タイに薗田峻輔、上田諭尉、近藤共弘が続き、ディフェンディング・チャンピオンの河井博大は池田と同じく通算4オーバー32位タイにつけ、藤田寛之は通算6オーバー45位タイに沈んでいる。