ニュース・コラム

国内男子

谷口、完全Vでメジャー4勝目! 深堀1打及ばず2位

2012年5月13日(日)午後5:38

 国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(栃木県、烏山城カントリークラブ)」は13日、最終ラウンドの競技が行われ、初日から単独首位を独走してきた谷口徹が通算4アンダーで逃げ切って完全優勝を達成。今季初勝利を挙げると共に公式戦4勝目を飾った。最後まで谷口を猛追した深堀圭一郎が1打及ばず単独2位。通算イーブンパー単独3位に薗田峻輔が入った。

 この日後続に2打差をつけて単独トップでスタートした谷口は、出だし直後の2番をボギーとして序盤でつまずく。さらに6番でもボギーを叩いたものの、8番でバーディを奪い返す。1オーバーで折り返した後半はスコアを落とす選手が多い中、パープレーを続けて17番を終え単独2位の深堀に1打差の単独首位。パーキープで優勝となる最終18番は2オンに成功するも、ピンをオーバーし2段グリーンの奥へ。長い距離のパットを2打で沈めれば勝利をつかむことが出来る谷口は、絶妙なタッチでピタリと寄せると両手でガッツポーズ。あとは短いウイニングパットをきっちりと沈めてツアー通算18勝目を飾った。

 惜しくも1打差で優勝に届かなかった深堀だが、ベテランらしい粘り強いゴルフを披露した。1番バーディで幸先の良いスタートを切るも、2番から痛恨の3連続ボギー。それでも6番、7番を連続でバーディとすると、イーブンパーで迎えた後半出だしの10番でもバーディを奪取する。その後12番でボギーを叩いたものの、16番までパーセーブを続けて食い下がると、続く17番で見事にバーディを奪って最終組を回る谷口に1打差まで迫りプレッシャーをかける。最終18番はバーディこそ奪えなかったもののパーで締め1アンダー71。復活優勝はならなかったが納得のゴルフで通算3アンダーの単独2位でフィニッシュした。

 ホストプロの池田勇太は32位タイからスタートしたこの日、序盤こそバーディを奪えばボギーを叩く我慢のゴルフとなったが、7番、8番で連続バーディを奪って2アンダーでハーフターン。後半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、2アンダー70でホールアウトし、通算2オーバーで近藤共弘、ブレンダン・ジョーンズ(豪)らと並ぶ6位タイに食い込んだ。今大会は第1ラウンドで118位と大きく出遅れた池田だが、優勝した2009年から4年連続でのトップ10入りを果たしている。

 その他上位陣は、通算1オーバー4位タイに谷原秀人、金度勲(韓)の2人。通算3オーバー12位タイに片山晋呉、小林正則らが入った。前日2位タイに浮上した小田孔明は7オーバー79の大乱調で通算4オーバー18位タイ、藤田寛之は通算10オーバー47位タイで4日間の競技を終えている。

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