R.マキロイ2年ぶり米V王手! タイガーチャージ炸裂
2014年3月2日(日)午前10:20
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ローリー・マキロイ(北アイルランド)が2012年以来2年ぶりとなる米ツアー優勝に王手をかけた。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦 ザ・ホンダ・クラシックは現地時間1日、フロリダ州のPGAナショナル・リゾート チャンピオンCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るマキロイが4バーディ、3ボギーの1アンダー69にスコアをまとめ、通算12アンダーでリーダーボードの最上段をキープした。
「風向きが変わってタフなコンディションだった。この状況で69は合格点だと思う」とマキロイ。「残り18ホール、最後まで気は抜けない。ミスを抑えて最高のゴルフをしなければ」と2年ぶりの米ツアーVに向け、気を引き締めた。今週は両親だけでなく、婚約者であるカロライン・ウォズニアッキとその両親も応援に駆けつけている。愛する人達の前でマキロイは完全復活をアピール出来るだろうか。
2打差の単独2位にラッセル・ヘンリー(米)が続き、通算9アンダー単独3位にラッセル・ノックス(スコットランド)。この日4アンダー66をマークしたジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)が、通算8アンダーで前日の18位タイから単独4位に浮上。通算7アンダー5位タイにルーク・ドナルド(英)、キーガン・ブラッドリー(米)、スチュアート・アップルビー(豪)らがつけている。
一方、前日カットラインぎりぎりの滑り込み(66位タイ)で予選を突破したタイガー・ウッズ(米)は、この日7バーディ、2ボギーの5アンダー65とスコアを伸ばし、通算5アンダー17位タイまで順位を上げた。まだ夜が完全に明けきる前にコースに姿を現し、2組目でスタートしたタイガーは「昨日からショットの感触は良かった。ただ噛み合わなかっただけ。今日はパットが入ってくれたからずっとラクにゴルフが出来た」と『23』パットに収めた第3ラウンドを振り返った。
ゴルフに浮き沈みはつきものだが、世界ランキング1位として今季悲願のメジャー通算15勝目を狙うタイガーにしては、序盤戦の戦いは不本意なもの。シーズン初戦に選んだ得意のファーマーズ・インシュランス・オープンで80位タイ(セカンドカットにかかり最終ラウンド進出を逃した)、翌週の欧州ツアー、オメガ・ドバイ・デザート・クラシックで41位タイとキャリア最低の滑り出しを余儀なくされた。しかし「確かに苦しいけれど、これだけ長くゴルフをやっていると必ず好転するときが来るというのがわかっている。今日のショットには手応えを感じている」とプチスランプからの立ち直りを宣言。首位のマキロイには7打離されているが、最終日はその差を少しでも縮めるべく、再びタイガーがチャージを誓った。
尚、日本勢は松山英樹が左手親指の付け根を痛め第2ラウンド直前に棄権。石川遼は予選で姿を消している。