とおとうみ浜松オープン プレーオフ負けした昨年のリベンジに燃える石川!
2012年5月16日(水)午前9:33
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石川遼が昨年のリベンジと今季初優勝をかけて国内男子ツアー、とおとうみ浜松オープン(17?20日/静岡県、グランディ浜名湖ゴルフクラブ)に挑む。
石川は混戦となった昨年大会で最終日に小林正則を猛追。最終ホールのバーディで追いつきプレーオフに持ち込んだものの、2ホール目で小林にバーディを奪われて優勝を逃した。
今季は今ひとつの状態が続いており、先週の日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯でも予選落ち。このままでは来季の出場権をかけて戦う米男子ツアーにも自信を持って挑めない。そんな状況にあるだけに、嫌なムードを優勝で吹き飛ばしたい気持ちは人一倍強いはずだ。
そんな石川だが、先週はクロスハンドだったパットのグリップを、今週は順手に戻した。「クロスハンドにしたことで、かなりストロークを矯正できたので」と本人は説明している。グリーンとの相性がいいのは、昨年プレーオフに持ち込んだことでも証明済み。それだけに、いつも以上のやる気で復活優勝に挑む。
その石川を撃破して遅まきながらツアー初優勝を飾った昨年から、さらに一回り大きくなって登場するディフェンディング・チャンピオンの小林も注目の一人だ。
アジアンツアーのQスクールを受験して、同ツアーでのプレーを決断。国内ツアーを休んで出場したインドネシアン・マスターズで、世界ランキングNo.3のリー・ウェストウッド(英)とともにプレーする機会に恵まれた。「次元の違うものを見た」と目を丸くしたが、そこから得たものは大きかった。その経験を糧に「自信を持って試合に挑もうと思うようになったんです」と、たくましさを増した笑顔を見せる。
「また今年も楽しんで回れればいい」と自然体を強調したが、これができればおのずと結果はついてくるはずだ。