D.フロスト、F.カプルスを下しメジャー初戴冠!
2013年6月10日(月)午前9:18
デビッド・フロスト(南ア)がフレッド・カプルス(米)とのマッチレースを制しメジャー初優勝を飾った。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー第2戦、リージョン・トラディションは現地時間9日、アラバマ州のショウル・クリークを舞台に最終ラウンドの競技を終了。最終日を単独トップで迎えたフロストが5バーディ、1ボギーの4アンダー68をマーク、通算16アンダーまでスコアを伸ばし、逃げ切りで今季2勝目を挙げた。レギュラツアー通算10勝、シニア入りしてから4勝を挙げているが、今回がうれしい自身初のメジャータイトルとなった。
雷による1時間8分の中断を経てプレーが再開された16番パー3では最終組で回ったフロストとカプルスがともにバーディを奪って1打差のまま決着は最終ホールにもつれ込むことに。逆転もありうる展開の中、フロストはセカンドショットを3メートルに寄せて確実に2パットのパーに収め、同じくパーでホールアウトしたカプルスに1打差をつけ、プレジデンツカップ主将を一蹴した。
その他上位陣は通算13アンダー3位タイにジョン・クック(米)とエステバン・トレド(メキシコ)が入り、通算12アンダー5位タイにダフィ・ウォルドルフ(米)、マイケル・アレン(米)、ラス・コクラン(米)が食い込んだ。しかし大会3連覇を狙ったトム・レーマン(米)は3番でイーグルを奪い波に乗るかと思われたが、結局スコアを1つ落とし通算6アンダー22位タイで4日間の競技を終えている。
一方、この日最大の見せ場を作ったのが目下賞金ランク1位のベルンハルト・ランガー(独)。ここのところ調子を落とし最終日を40位タイで迎えながら、上がり5連続バーディを含む10バーディ(1ボギー)を量産する圧巻のプレーで9アンダー63と爆発。通算10アンダーまでスコアを伸ばしトップ10(10位タイ)入りを果たしている。