日本勢明暗 室田19位タイ浮上、芹澤&白浜は予選落ち
2012年5月26日(土)午前9:51
米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、シニアPGA選手権は現地時間25日、ジャック・ニクラウス設計のザ・ゴルフクラブ at ハーバーショアズ(ミシガン州)を舞台に第2ラウンドの競技を行い、日本から参戦する3選手が明暗を分けた。
まずは初日29位タイにつけていた室田淳。この日は6バーディ、5ボギーと出入りの激しいゴルフながら1アンダー70にスコアをまとめ、通算1オーバー19位タイに順位を上げて決勝ラウンドでの上位進出に期待を抱かせた。
今季の室田は国内レギュラーツアーのシード権を持っていないが開幕戦の東建ホームメイトカップと日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯に出場。それぞれ19位タイ、25位タイとまずまずの成績を残しておりシニアに収まらないスケールの大きなゴルフで健在ぶりを示している。強豪が集う今大会でも十分上位に食い込む実力の持ち主だけに明日以降のプレーが楽しみだ。
一方、今年国内シニアツアーの賞金王を目指す芹澤信雄は初日に続きこの日もボギーが先行する苦しいゴルフ。10番スタートの前半を3ボギーの3オーバー38で折り返すと、後半の3番パー4でようやくバーディ。ところが続く4番で痛恨のダブルボギーを叩いて失速。5番でバーディを奪い返すも時すでに遅く、3オーバー74のラウンドで通算9オーバー101位タイで予選落ちを喫している。
また白浜育男も2日連続7オーバー78とふるわず、通算14オーバー134位タイで決勝ラウンド進出を逃した。
上位陣は初日のトーナメントリーダー、ロジャー・チャップマン(英)とジョン・クック(米)が通算7アンダーで首位を分け合い、2打差の単独3位にヘイル・アーウィン(米)がつける展開。さらに通算3アンダー4位タイにスティーブ・ペイト(米)とローレン・ロバーツ(米)がつけ、同ツアー悲願の初優勝を狙うピーター・シニア(豪)がこの日4アンダー67で回り、ベルンハルト・ランガー(独)、マーク・カルカベッキア(米)らと並び通算1アンダー8位タイで予選ラウンドを終えた。
尚、ディフェンディング・チャンピオンのトム・ワトソン(米)は手首の故障で出場を見合わせている。