R.チャップマン完全V王手! 室田苦戦42位タイに後退
2012年5月27日(日)午前10:29
米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、シニアPGA選手権は現地時間26日、帝王ジャック・ニクラウス設計のザ・ゴルフクラブ at ハーバーショアズ(ミシガン州)を舞台に第3ラウンドの競技を行い、初日から首位を走るロジャー・チャップマン(英)が完全優勝に王手をかけた。
ジョン・クック(米)と並び首位タイからスタートしたこの日、チャップマンは3連続を含む8バーディ(1ボギー)の猛攻で、ベストスコアの7アンダー64をマーク。通算14アンダーとして単独2位のクックに5ストロークの大差をつけて最終日を迎えることになった。
アメリカでは無名のチャップマンだが、1980年代前半から2000年代初頭まで19年間欧州ツアーでシードを守ってきた堅実なプレーヤー。2000年のブラジル・リオデジャネイロ500イヤーズオープンで同ツアー出場472試合目にして初優勝を挙げている。このときはプレーオフでパドレイ・ハリントン(アイルランド)を破っての勝利だった。もちろん今回勝てばアメリカでの初優勝。果たして5打差のアドバンテージを守り切ることができるか注目だ。
その他の上位陣は、通算7アンダー3位タイにスティーブ・ペイト(米)とヘイル・アーウィン(米)がつけ、通算6アンダー単独5位にジョエル・エドワーズ(米)。本命のひとりであるベルンハルト・ランガー(独)は、通算3アンダーでローレン・ロバーツ(米)らと並び8位タイにとどまっている。
一方、日本勢で唯一予選を突破した室田淳は、予選ラウンド同様攻めのゴルフを貫いたが3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと安定感を欠き2オーバー73。通算3オーバーで前日の19位タイから42位タイに大きく順位を下げた。
尚、芹澤信雄、白浜育男はすでに予選で姿を消している。