元世界No.1のタイガー・ウッズ（米）が、米国時間4日発表の最新世界ランキングで9位から4位へジャンプアップした。

　タイガーは、ジャック・ニクラウス（米）がホストを務める米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメントで、ホストのニクラウスと並ぶ歴代2位のツアー通算73勝目を記録。これによりマスターズ王者ブッバ・ワトソン（米）、マット・クーチャー（米）ら今季好調な面々を抜いてランキング4位に浮上し、王座奪還がいよいよ現実味を帯びてきた。

　1位ルーク・ドナルド（英）、2位ローリー・マキロイ（北アイルランド）、3位リー・ウェストウッド（英）のトップ3に変動はないが、タイガーの浮上に伴いワトソンが5位へ、クーチャーが6位へ、ジャスティン・ローズ（英）が7位へ、ハンター・メイハン（米）が8位へ、ジェイソン・ダフナー（米）が9位へそれぞれ一つずつ順位を落とした。

　また、タイガーとの優勝争いに敗れたものの、2位タイの好成績を収めたローリー・サバティーニ（南ア）は98位から67位にランクアップ。同じ2位タイのアンドレス・ロメロ（アルゼンチン）も193位から97位へと急浮上した。

　日本勢では、同大会9位タイと健闘した石川遼が65位から60位に浮上。先週、藤田寛之に奪われた日本勢トップの座を1週間で奪い返した。その藤田は、国内男子ツアーの日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hillsで12位タイとまずまずの成績を収めたが、ランキングは64位から68位へ後退。日本ツアー最速タイ記録となるプロ5戦目での優勝を成し遂げた藤本佳則は、320位から190位へジャンプアップしている。