T.レーマン、雨の中の激闘制しメジャー連覇で今季初V!
2012年6月11日(月)午前10:01
あいにくの雨に見舞われたメジャー最終日。「雨は嫌い」と言うトム・レーマン(米)が逃げ切って見事連覇に成功した。
米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦、リージョンズ・トラディション(アラバマ州、ショールクリーク)は現地時間10日、最終ラウンドの競技を終了。前日単独トップに立ったレーマンが6バーディ、2ボギーの4アンダー68にスコアをまとめ、通算14アンダーで逃げ切り今季初優勝を飾った。
2打差の2位タイに、後半3連続バーディで追い上げ6アンダー66をマークしたベルンハルト・ランガー(独)と盧建順(台)が入り、この日7アンダー65の猛攻を見せたフレッド・カプルス(米)が通算10アンダー単独4位に食い込んだ。
初日のトーナメントリーダー、ビル・グラッソン(米)は出だし4ホールで3つボギーを叩くなど乱れ、後半持ち直したものの2アンダー70止まり。通算9アンダー5位タイに終わっている。また昨季大会でレーマンとのプレーオフに敗れ、リベンジを誓って2位タイからスタートしたピーター・シニア(豪)は、最終ホールでダブルボギーを叩くなど本来のゴルフが出来ずに2オーバー74。通算6アンダー11位タイまで順位を下げ、昨年の雪辱はならなかった。
勝ったレーマンは「他のコンディションなら何でも来いなんだけれど、雨だけは本当に苦手。リズムが狂ってしまう」と言いながら、終始安定したプレーで6バーディを奪取。「攻め気にならず丁寧なゴルフを心掛けたのが良かった」と後続を突き放しツアー通算6勝目をゲットした。昨季のチャールズ・シュワブカップ王者(年間王者)が、シーズン中盤にしていよいよ波に乗り始めたようだ。