タイガー、メジャー15勝目に向け首位タイ浮上!
2012年6月16日(土)午後1:12
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タイガー・ウッズ(米)がメジャー通算15勝目に向け絶好のポジションを確保した。
第112回全米オープン(カリフォルニア州、オリンピックC)は現地時間15日、第2ラウンドの競技を終了。初日2位タイ発進を切ったタイガーが難コンディションの中で3バーディ、3ボギーのイーブンパー70にスコアをまとめ、通算1アンダーでジム・フューリック(米)、デビッド・トムズ(米)と並び首位タイに躍り出た。
出だし直後の3番パー3でピンそば1メートル弱に寄せるスーパーショットでバーディを先行させたタイガーだったが、5番で第2打を厄介なラフに打ち込みパーセーブに失敗。続く6番では「今週最高の手応えだった」と言う4番アイアンのセカンドショットが風のいたずらでバンカーにつかまり連続ボギー。ワンオン可能な7番でもパーをセーブ出来ずリーダーボードをズルズルと後退するかに思われた。
しかし8番パー3をタップインパーで凌ぎ悪い流れを断ち切ると、後半2つのバーディを奪い返してイーブンパー70でホールアウト。タイガーはラウンド後「コースは日を追うごとに難しくなっている。下が乾燥して球が転がるしグリーンの速さも増している。風の読みも難しく想像以上にタフなコンディションだった。忍耐力を振り絞った結果、このポジションで週末を迎えられるのはうれしいね。良い仕事が出来た」と納得の表情を浮かべていた。
メジャー勝利は、ロッコ・メディエート(米)との19ホールに及ぶプレーオフを制した2008年全米オープン以来遠ざかっており、もし今週勝てば実に4年ぶり。「絶好調」というショットでメジャーVをものにすれば、スキャンダル以降本人が待ち望んだ完全復活へのシナリオが見えてくる。