タイガー含む3人が首位並走 石川は1打に泣き予選敗退
2012年6月16日(土)午後1:41
メジャー最高峰にして最難関の戦いは、予選ラウンド36ホールを終えビッグネームが明暗を分けた。
現地時間15日に行われた今季メジャー第2戦、第112回全米オープン第2ラウンド(カリフォルニア州、オリンピックC)。初日後続を3打リードしてトップに立った伏兵マイケル・トンプソン(米)が前半からスコアを大きく崩したことで一気に混戦模様となり、通算1アンダーのタイガー・ウッズ(米)、ジム・フューリック(米)、デビッド・トムズ(米)の3人が首位に並ぶ展開となった。
2打差の4位タイにトンプソンの他、2010年大会覇者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)、ジョン・ピーターソン(米)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)が続き、通算2オーバー単独8位にブレイク・アダムス(米)がつけた。
また、一時トップに浮上した17歳のアマチュア、ビュー・ホスラー(米)は後半ボギーを連発し3オーバー73止まり。それでも通算3オーバーでジェイソン・ダフナー(米)、ハンター・メイハン(米)、マット・クーチャー(米)、崔京周(韓)、チャール・シュワーツェル(南ア)らと並ぶ9位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
日々難易度が増すコンディションにカットラインは遂に通算8オーバーまで繰り下がったが、ビッグネームの中でも苦戦する選手が続出。世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)は通算11オーバー108位タイ、同ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)も通算10オーバー95位タイで揃って決勝ラウンド進出ならず。
タイガーと同組で回ったフィル・ミケルソン(米)は、通算7オーバー51位タイで辛うじて予選を突破したものの、マスターズチャンピオンのブッバ・ワトソン(米)はカットラインに1打足りず、通算9オーバー73位タイで予選落ちに終わっている。
日本勢は藤田寛之が通算6オーバー42位タイで決勝ラウンドにコマを進めたが、石川遼は8オーバー78を叩き、カットラインに1打足りない通算9オーバー73位タイで無念の予選敗退。谷口徹は通算11オーバー108位タイ、高山忠洋も通算13オーバー123位タイで姿を消している。