タイガー“世界でもっとも難しい6ホール”で撃沈
2012年6月18日(月)午前11:35
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サンデーチャージが期待されたタイガー・ウッズ(米)だったが、最終日は序盤6ホールで6つスコアを落とす大誤算、メジャー通算15勝目はお預けとなった。
今季メジャー第2戦の全米オープンはカリフォルニア州のオリンピックCを舞台に現地時間17日、最終ラウンドの競技を終了。前日75を叩き、首位タイから14位タイに後退していたタイガーは「(前日)番手の中間の距離ばかりが残ってスコアメイクが出来なかった」と苦しんだ反省を胸に難コースに挑んだが、“世界でもっとも難しい6ホール”と称させる1番から6番で4ボギー、1ダブルボギーを叩いてリーダーボードを大きく後退した。
8番パー3でようやくバーディが来てひと息ついたが、後半も我慢のゴルフを続けた末、14番と17番でバーディ奪取。序盤のつまずきを後半取り返した格好だが3オーバー73止まり。通算7オーバー21位タイで4日間を戦い終えた。
好調なショットで予選ラウンドをトップタイでクリアした。しかし3日目、グリーンのスピードにアジャスト出来ず5つスコアを落とし、最終日は序盤ショットとパットが噛み合ず最後まで優勝戦線に絡むことはなかった。
それでも本人は「今週はそれほど悪いゴルフをしたとは思えない。本当にちょっとしたミスがボギーに繋がってしまっただけ。このコースはそのちょっとしたミスを許さない。でも全体的には悪いゴルフではなかった。ポジティブな面も沢山あった」と前向きな発言を繰り返した。
データ的には11回バンカーにつかまり、そのうちパーセーブをしたのは2回だけだったのが足を引っ張った。またオリンピックCのグリーンのタッチを最後までつかめなかったのも4年ぶりのメジャー優勝を阻んだ要因でもある。
「ショットは良い。グリーンのスピードがつかめなかっただけ」というタイガーは来月の全英オープン(現地時間7月19?22日/英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)で再びメジャー通算15勝目に挑む。