メリッサ・レイド（英）が突然の母の事故死を乗り越えて欧州女子ツアー4勝目を飾った。

　先週行われた同ツアー、プラハ・ゴルフ・マスターズでダイアナ・ルナ（伊）に1打差で優勝を飾ったレイドだが、4週間前にドイツでの自動車事故で母ジョイさんを喪うという悲劇に襲われていた。

　ジョイさんは、夫ブライアン氏とドイツ、ミュンヘン近郊で行われた同ツアー、ユニクレジット・レディース・ドイツ・オープンに出場していた娘を応援しに行った。そしてホテルに向かう途中、事故に遭い父のブライアン氏は助かったが、ジョイさんは亡くなったという。

　24歳のツアー期待の星であるレイドを突然襲った悲しい出来事。だが、レイドは強くこれを乗り越えて優勝をつかむと、こう口にした。「正直まったくナーバスにならなかった。この4週間の私たち家族のことを考えると、それ以上難しいことなど何もないと思った。これ以上、悪いことなど起こらないと思ったら落ち着いてプレーできました」と、悲しみから立ち直って手にした勝利だったことを告白。天国の母にこれを捧げた。