グレッグ・ノーマン（豪）が3年ぶりに米チャンピオンズツアーでプレーすることで注目されている今季メジャー第2戦、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権（ペンシルバニア州、フォックス・チャペルGC）は現地時間28日、第1ラウンドの競技を終了。ノーマンの力は、ブランクがあっても衰えていなかった。

　ブルース・ボウガン（米）が6アンダー64で回って単独首位に立ち、フレッド・ファンク（米）が1打差でこれを追走。さらに1打遅れた3位タイにフレッド・カプルス（米）、トム・レーマン（米）、マイケル・アレン（米）ら実力者4人がいる展開だが、ノーマンも6バーディ（3ボギー）を奪い3アンダー67をマークして7位タイでホールアウト。同組でプレーしたレーマンに遅れることわずか1打、やはり同じ組で回ったトム・ワトソン（米）を3打上回るプレーで周囲をうならせた。

　世界ランキングが作られた当時のNo.1で、メジャータイトルこそ2勝だが、優勝争いを何度も繰り返した実力者。いまでこそ、故障とビジネスでギャラリーの前でプレーする機会は減っているが、キレのある攻撃的なゴルフは相変わらずで、久々の登場で同ツアー初優勝の可能性すら感じさせる初日となった。

　その他の主な選手は、マーク・カルカベッキア（米）が1アンダー69で14位タイ、ローレン・ロバーツ（米）がイーブンパー70でワトソンと並ぶ21位タイ、ジェイ・ハース（米）が1オーバー71で33位タイにつけている。

　尚、今大会に日本勢は出場していない。