猛暑の死闘 H.メイハン奪首、タイガー11位タイ浮上
2012年6月30日(土)午前9:22
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気温が40度を超える酷暑に耐えタイガー・ウッズ(米)が優勝を狙える位置に浮上した。
米男子ツアーのAT&Tナショナルは、昨年全米オープンを開催したメリーランド州のコングレッショナルCCを舞台に現地時間29日、第2ラウンドの競技を終了。まるでオーブンの中に入っているような暑さにカットラインが通算6オーバーまで繰り下がる中、初日30位タイとやや出遅れていたタイガーは忍耐強いプレーで1イーグル、2バーディ、1ボギーの3アンダー68をマーク。通算2アンダーとし、単独トップに立ったハンター・メイハン(米)に5打差の11位タイに順位を上げた。
「メジャー並みの難しさだ。フェアウェイもグリーンも硬く乾いているし、落としどころを注意しないとすぐにケガをする。忍耐力が試されるコンディションだが、よく耐えてまずまずのゴルフが出来た」と納得の表情を浮かべたタイガー。40度を超す酷暑に話が及ぶと「こういうときのために普段からランニングをしてトレーニングをして体を鍛えている。心身ともにタフな戦いだけれど、耐えなければならない」と今季3勝目に照準を合わせた。
一方、2009年にコングレッショナルCCで今大会が開催されたとき、勝ったタイガーに次ぐ単独2位に食い込んでいるメイハンは、この日のベストスコア6アンダー65をマーク。通算7アンダーとして初日の8位タイから単独トップに浮上し「精神力が試される展開。気持ちを強く持てば体もそれについてくる」と、週末も精神戦が続く覚悟を固めている。
そのメイハンに2打差の2位タイにジミー・ウォーカー(米)、ロバート・ギャリガス(米)、ブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)が並び、通算4アンダー5位タイにノ・スンヨル(韓)、スチュワート・シンク(米)、ビジェイ・シン(フィジー)らがつけている。
タイガーと同じ30位タイからスタートした今田竜二は1バーディ、4ボギーの3オーバー74と振るわなかったが、通算4オーバーでダスティン・ジョンソン(米)、デービス・ラブIII(米)、ジム・フューリック(米)らと並ぶ46位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。ちなみに今田にとってはザ・メモリアル・トーナメント以来3試合ぶりの予選突破となる。