F.カプルス、メジャー連覇見えた? 『63』で首位奪取!
2012年6月30日(土)午前11:08
米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手権(ペンシルバニア州、フォックス・チャペルGC)は現地時間29日、第2ラウンドの競技を行い、ディフェンディング・チャンピオンのフレッド・カプルス(米)が好スコアを叩き出し単独トップに躍り出た。
メジャー連覇での今季2勝目、ツアー通算8勝目を目指すカプルスはこの日、出だし6ホールまでに4つのバーディを奪うと、中盤やや中だるみがあったものの上がり3ホール連続バーディで締めくくり7アンダー63をマーク。通算11アンダーとして初日の3位タイから単独首位に浮上した。
52歳にして今季マスターズで12位タイに入るなど、レギュラーツアーでも優勝争いを演じる実力を持つカプルスが、スルスルとリーダーボードを駆け上がったことは、他の選手の心理にも微妙な影響を与えたようで、初日単独トップ発進のブルース・ボウガン(米)はスコアを4つ落とし、通算2アンダー17位タイへ大きく後退。前日単独2位のフレッド・ファンク(米)も2オーバー72を叩き、通算3アンダー12位タイに順位を下げた。
そんな中、カプルスに1打差の単独2位につけているのが伏兵ジョー・デイリー(米)。通算7アンダー単独3位に昨年の賞金王トム・レーマン(米)が続き、通算6アンダー4位タイに現在賞金ランキング1位のマイケル・アレン(米)の他、2週連続優勝を狙うマーク・カルカベッキア(米)、ビル・グラッソン(米)らがつける展開となっている。
注目のグレッグ・ノーマン(豪)はこの日5番パー4でトリプルボギーを叩いてつまずき、4オーバー74の乱調。通算1オーバーは初日の7位タイから33位タイに大きく後退した。また、故障のため4月中旬以降試合から遠ざかっていたトム・ワトソン(米)は、2番パー5でイーグルを奪うなど復帰戦とは思えぬハツラツとしたプレーで3アンダー67をマーク。通算3アンダーは12位タイで週末を迎える。
尚、日本勢は今大会に出場していない。