F.カプルス一歩後退… M.カルカベッキア2週連続Vに王手!
2012年7月1日(日)午前9:33
大会連覇を狙うフレッド・カプルス(米)の前に、前週のモントリオール選手権で優勝を飾っているマーク・カルカベッキア(米)が立ちはだかった。
米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦、コンステレーションエナジー・シニアプレーヤーズ選手(ペンシルバニア州、フォックス・チャペルGC)は現地時間30日、第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったカプルスが3バーディ、3ボギーのイーブンパー70とスコアを伸ばせず通算11アンダー3位タイに後退。6アンダー64と爆発し通算12アンダーまでスコアを伸ばしたカルカベッキアと、今季メジャー第1戦のシニアPGA選手権で4位タイに食い込んでいるジョー・デイリー(米)に首位の座を譲った。
カプルスと同じ3位タイにトム・レーマン(米)、通算10アンダー単独5位にジェフ・フリーマン(米)、通算9アンダー単独6位にフレッド・ファンク(米)がつける展開。ケガからの復帰戦を戦うトム・ワトソン(米)は通算4アンダー16位タイ。注目のグレッグ・ノーマン(豪)は3オーバー73を叩き、通算4オーバー58位タイに低迷している。
カルカベッキアやカプルスといった本命に挟まれながら、この日ひっそりと首位タイに浮上したデイリーは32歳のとき脱サラをしてプロゴルファーを目指した変わり種。一昨年シニア入りしてからシードさえ獲ったことがないが、今週はショットとパットが噛み合い堂々の優勝争いを演じている。“勝って当然”の選手たちの中にあって、台風の目となるのはデイリーかもしれない。