タイガー強し…逆転で今季3勝目ゲット! 今田61位タイ
2012年7月2日(月)午前9:17
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かつて自らがホストを務めた思い入れの強い大会でタイガー・ウッズ(米)が逆転でシーズン3勝目、ツアー通算74勝目を挙げた。
米男子ツアーのAT&Tナショナルは、昨年全米オープンを開催したメリーランド州のコングレッショナルCCを舞台に現地時間1日、最終ラウンドの競技を終了。3年ぶりの優勝を狙うボ・バン・ペルト(米)とタイガーとの一騎打ちの様相を呈する中、土壇場で3連続ボギーを叩いたバン・ペルトに対し上がり2ホールでパーをセーブしたタイガーが2アンダー69をマーク。通算8アンダーとしバン・ペルトに2打差をつけ優勝を飾った。
ツアー通算74勝はジャック・ニクラウス(米)の73勝を抜いて史上2番目の勝利数。タイガーの次なる目標は史上最多82勝を誇るサム・スニード(米)の記録だ。記念すべき74勝目を今大会で挙げたことはタイガーにとって大きな意味がある。2009年にスキャンダルが発覚して大会ホストを辞退したが、自らが主宰するタイガー・ウッズ・ファウンデーションが大会スポンサーの一角を担っていることもあり、タイガーにとって首都ワシントンD.C.にほど近いコングレッショナルCCでの戦いは特別の存在なのだ。
最終日も前日まで同様ティーショットはバラけたがリカバリーが完璧。どこからでもグリーンをとらえるアイアンの冴えで強いタイガーを大いにアピールし、今月19日に開幕する今季メジャー第3戦、全英オープン(英国、ロイヤルリザム&セントアンズGC)で挑むメジャー15勝目に弾みをつけた。
「タイガーと優勝争いが出来て、心底楽しかった。結果は悔しいがこの位置で戦えて良かった」というバン・ペルトが通算6アンダーで単独2位。その他、通算5アンダー単独3位にはこの日のベストスコア(タイ)、4アンダー67で回ったアダム・スコット(豪)が入り、通算4アンダー4位タイにロバート・ギャリガス(米)、ジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)、ノ・スンヨル(韓)、ビリー・ハーレーIII(米)が入っている。
また予選ラウンドをトップで通過したハンター・メイハン(米)は、ジェイソン・デイ(豪)とともに通算3アンダー8位タイで4日間の競技を終えた。
3試合ぶりに予選を突破した今田竜二は最終日にスコアを5つ落とし、通算11オーバー61位タイの下位に沈んでいる。