史上最速V達成の松山が2週連続優勝を狙う!
2013年5月1日(水)午前10:47
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全メジャー大会での優勝を目標とする松山英樹が、それに近づくべく2週連続Vを狙う。
国内男子ツアー今季第3戦、中日クラウンズは2日、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースを舞台に開幕。先週のつるやオープンゴルフトーナメントでツアー史上最速となるプロ転向後2戦目での優勝を飾った松山の一挙手一投足に注目が集まっている。
プロ転向会見で「メジャーで勝ちたいです。マスターズだけではなく4大会全部で勝ちたい」とグランドスラムの夢を語った松山だが、それにはまずメジャーの舞台に立つことが必要だ。IFQ(全英オープンインターナショナル・ファイナル・クォリファイ)アジアを勝ち抜いて、今年の全英オープン(現地時間7月18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)出場権はすでに手に入れた松山だが、現在メジャーと呼ばれる他の3試合(マスターズ、全米オープン、全米プロゴルフ選手権)の出場権は持っていないのが現状だ。
メジャー出場権は大会によってもちろん異なる。だが、世界ランクトップ50に入ってさえいれば、ほぼ確実にすべての大会に出られる。つるやオープン前の松山は同ランク159位だったが、優勝で一気に51人抜きし108位までジャンプアップした。
早めに練習ラウンドをしていた和合でこの知らせを聞いて「あと58人抜けばいいのか」と口にしたほど、世界ランク50位以内を意識している。そのためには、出場できる海外の試合はもちろんだが、目の前の国内ツアーでもとにかく結果を出すこと。名門・和合は、日本オープンゴルフ選手権競技の舞台になったこともあり、技が必要なコース。だが、かつて石川遼が『58』を叩き出したことでもわかるように、かみ合えば爆発的なスコアが出るだけに今週も松山から目が離せない。
そのほか、つるやオープン初日にレギュラーツアー史上初のエージシュート『62』を叩き出した66歳の尾崎将司、新選手会長の池田勇太、小田孔明、片山晋呉、藤田寛之、藤本佳則ら実力者が参戦し、大会を盛り上げる。