日本アマチュアゴルフ選手権 松山が5位タイでマッチプレーへ!
2012年7月5日(木)午前10:54
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松山英樹が悪戦苦闘の末、5位タイでアマチュア日本一決定戦のマッチプレー進出を決めた。
日本アマチュアゴルフ選手権2日目(奈良県、奈良国際ゴルフ倶楽部)は、マッチプレーに残る32人を決めるサバイバルゲーム。初日4アンダー2位タイでスタートした松山は、3バーディ、1ボギーとまずまずのペースで前半を終えた。ところが波に乗りかけたかと思った3番パー3で、思わぬダブルボギーを叩いてから様子がおかしくなった。3番アイアンで打ったティーショットがグリーン右手前にショート。アプローチも3メートルと寄り切らず、3打目も1メートルオーバー。結局返しのパットも外し、3パットのダブルボギーとしてしまった。
「意味不明なパットになった」と振り返ったパットの感覚を残したまま、迎えた5番ではティーショットをOBとしてダブルボギー。7番もボギーで通算2アンダーまでスコアを落としてしまった。それでも上がり2ホールで連続バーディを奪い、この日のスコアをイーブンに戻して通算4アンダー。苦しい状態でもスコアをまとめ上げ、5位タイでマッチプレーに駒を進めたのは、昨年のマスターズローアマの実力の証明だろうか。
東北福祉大で松山の1年先輩でもある富村真治が、1つスコアを伸ばして通算6アンダー。この日、3アンダーでプレーした小浦和也と2人でメダリストを分け合った。
また、ルーキーとして国内女子ツアーを戦う香妻琴乃の弟、陣一朗が5つスコアを伸ばす猛攻を見せ、関東アマチュアゴルフ選手権を制した堀川未来夢と並ぶ通算5アンダー3位タイ。初日57位タイと出遅れた伊藤誠道が5アンダー67を叩き出し、48歳のベテラン田村尚之と並ぶ通算3アンダー7位タイでマッチプレーへと進んだ。
通算イーブンパーまでの29人がまずマッチプレー進出を決め、通算1オーバーの7人がプレーオフに突入。1ホール目でバーディを奪った竹内輝樹、佐藤大平、青木龍一の3人が、サバイバルレースを勝ち抜き最後の枠に滑り込んでいる。