全米シニアオープン 室田、T.レーマン、陳らが激突!
2012年7月12日(木)午後0:44
日本勢初の米チャンピオンズツアーでのメジャー制覇に、室田淳が挑む。
同ツアーの今季メジャー第3戦、全米シニアオープンが現地時間12日、ミシガン州のインディアンウッドG&CCで開幕。昨年の日本シニアオープン覇者として、日本からただ一人参戦する室田がメジャーに強い安定したプレーで、同ツアー9勝の青木功も成し得ていないメジャーでの勝利を狙う。
室田を迎え撃つトッププレーヤーたちの筆頭は、今季メジャー2勝目を狙う昨年の賞金王トム・レーマン(米)。ネイションワイドツアー(当時ベン・ホーガンツアー)、レギュラーツアー、シニアツアーの3つのツアーすべてでプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いた唯一の選手は、「全米(シニア)オープンでは、ずっと安定したパッティングが必要だ。自分はパターが得意だけど、それができれば」と、勝利への鍵はグリーン上にあることを明言している。
その他に、初の賞金王に向けて邁進しているマイケル・アレン(米)や、フレッド・カプルス(米)、ジェイ・ハース(米)、ベルンハルト・ランガー(独)、フレッド・ファンク(米)らももちろん参戦。昨年の日本シニアツアー賞金王の金鍾徳(韓)や、1985年全米オープンで優勝争いから自滅した“伝説”の男、陳志忠(台)も参戦する。
初日に大会史上初となるアルバトロスを達成した陳は、58ホールを終えて首位に立っていたが、最終日5番で悲劇に見舞われた。グリーン右手前の長いラフからのチップショットを2度打ちして『8』の大叩き。これでメジャー優勝を逃した苦い思い出がある。
だが、陳は「あのことは長い間自分を悩ませてきたけど、もうそんなことはない」と、すでにこれを払拭したことを口にしており、ミシガン州で27年越しのリベンジを目指す。