T.カイトが単独首位! 室田50位タイ、F.カプルス63位タイ
2012年7月13日(金)午前10:14
1992年の全米オープン王者トム・カイト(米)が、米チャンピオンズツアーのメジャー初優勝に向けて最高のスタートを切った。
同ツアーのメジャー、全米シニアオープン(ミシガン州、インディアンウッドG&CC)は現地時間12日、第1ラウンドの競技を終了。カイトはフロントナインを1イーグル、5バーディの7アンダー28を叩き出すと、後半はバーディを奪えず17番でダブルボギーを叩いたが、それでも5アンダー65の好スコアでホールアウト。並み居るライバルたちから頭ひとつ抜け出し、2位のベルンハルト・ランガー(独)、ランス・テン・ブロエッケ(米)に1打差の単独首位に立った。
62歳になったカイトだが、まだまだ勝利への意欲は衰えていない。「多分そうは思えないだろうけど、今の60歳は40歳くらいのものだよ」と笑い、4年ぶりのツアー11勝目でメジャータイトルを手にするべくマイペースでのプレーを続けるつもりだ。
一方、カイトに2打差の3アンダー67にはコリー・ペイビン(米)、ジェフ・スルーマン(米)、フレッド・ファンク(米)ら実力者がつけているが、ペイビンは14ホール目の5番パー3のアプローチでクラブをソールした際、ボールが1インチ動いたことが発覚。競技委員と映像で確認し、2打罰を受けての4位発進となった。ペイビンは「それでもまだ良いスコアだよ。あと3ラウンドも残っているということが大切だ」とコメントし、淡々と逆転を狙っている。
その他の主な選手は、昨季の賞金王トム・レーマン(米)、トム・ワトソン(米)がイーブンパー70で29位タイとまずまずのスタート。日本から唯一出場している室田淳は1オーバー71で、ローレン・ロバーツ(米)らと並ぶ50位タイ、フレッド・カプルス(米)は2オーバー72で63位タイと出遅れた。