R.チャップマンが今季メジャー2勝目! 室田22位タイ
2012年7月16日(月)午前9:48
今季メジャー初戦のシニアPGA選手権で完全優勝を飾ったロジャー・チャップマン(英)が再び大舞台で強さを発揮。最高峰のメジャーで華麗なる逆転Vを達成した。
米チャンピオンズツアーの今季メジャー第4戦、全米シニアオープン(ミシガン州、インディアンウッドG&CC)は現地時間15日、最終ラウンドの競技を終了。前日後続に4打差をつけ優勝に王手をかけていたベルンハルト・ランガー(独)がスコアを2つ落とす中、4打差の2位タイからスタートしたチャップマンが5バーディ、1ボギーの4アンダー66をマーク。通算10アンダーまでスコアを伸ばして逆転優勝を飾った。
レギュラーツアー時代からほぼ無名の存在だったチャップマンは今季、シニアPGA選手権で優勝を飾り一躍スポットライトを浴びる存在に。そのときは初日から首位を走っての勝利だったが、今回はビッグネームたちを振り払い逆転でのツアー2勝目を成し遂げた。
同一年にシニアPGA選手権と全米シニアオープンを制したのはジャック・ニクラウス(米)、ゲイリー・プレイヤー(南ア)、ヘイル・アーウィン(米)に次いでチャップマンが史上4人目。2010年末のQスクールに挑戦し米チャンピオンズツアーの条件付きシードを獲得したが、2011年は11試合に出場してトップ25入りもなく賞金ランクは84位に低迷。今季はヨーロッパのシニアツアーを中心に活動していたが、5月のシニアPGA選手権に勝ってチャンスをつかんだわずか2か月後に史上4人目の快挙を達成するとは、本人も「信じられない」といった面持ちだった。
ランガーは今季初Vを目前で逃し2打差の2位タイ。同じ2位タイにトム・レーマン(米)、フレッド・ファンク(米)、コリー・ペイビン(米)が入り、通算6アンダー6位タイにジョン・クック(米)とジョン・ヒューストン(米)の2人。予選ラウンドを単独首位で折り返したランス・テン・ブロエッケ(米)は通算3アンダー9位タイ、フレッド・カプルス(米)はマーク・カルカベッキア(米)らと並び通算2アンダー12位タイに終わっている。
日本勢唯一出場の室田淳は4日目にして初のアンダーパー(1アンダー69)をマーク。通算1オーバー22位タイで4日間の競技を終了した。