井戸木鴻樹が3月の東芝クラシック以来の60台をマークし順位を上げた。

　米チャンピオンズツアーのプリンシパル・チャリティ・クラシックは現地時間31日、アイオワ州ワコンダCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日52位タイと出遅れた井戸木だったが、この日は終盤の3連続を含む5バーディ（2ボギー）を奪って3アンダー69にスコアをまとめ、通算2アンダー39位タイに順位を上げた。

　正確なショットに定評がある井戸木は80％近いパーオン率を叩き出してチャンスを広げ、15番から3連続バーディを奪って一気にリーダーボードを駆け上がった。とはいえまだ上位にはほど遠い状況。最終日は好調なショットにパットが噛み合うゴルフでさらなる上位を目指したい。

　優勝戦線はこの日ノーボギーの7アンダー65と爆発した無名のダグ・ガーウッド（米）が通算11アンダーで初日の6位タイから単独トップに浮上。1打差の単独2位にマイケル・アレン（米）が続き、2打差の3位タイに初日のトーナメントリーダー、マーク・カルカベッキア（米）とトム・パーニスJr.（米）が並ぶ展開。カルカベッキアとともに首位タイからスタートしたルーキーのウェス・ショートJr.（米）はスコアを伸ばし切れず、通算8アンダー5位タイにとどまっている。

　尚、今大会には現在賞金ランク1位のベルンハルト・ランガー（独）、前週メジャー初優勝を飾ったコリン・モンゴメリー（スコットランド）は出場していない。