J.フューリック首位堅守 タイガー不発44位タイ、日本勢は苦戦
2012年8月4日(土)午前10:06
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2年ぶりの優勝を狙うジム・フューリック(米)がただひとり二桁アンダーまでスコアを伸ばし単独トップの座をキープした。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第3戦の米男子ツアー、WGC-ブリヂストン招待はオハイオ州、ファイアーストーンCCを舞台に現地時間3日、第2ラウンドの競技を終了。初日『63』をマークし単独首位発進のフューリックが2日目も安定したゴルフで4アンダー66。通算11アンダーとし後続に2打差をつけ快調にトップを快走している。
2打差の単独2位にラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)が続き、通算8アンダー単独3位にルイス・ウーストハウゼン(南ア)。通算7アンダー単独4位にジェイソン・ダフナー(米)がつけ、2010年国内男子ツアー賞金王、金庚泰(韓)が2日連続3アンダー67をマークし通算6アンダー単独5位の好位置をキープした。また世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)が通算5アンダーでデビッド・トムズ(米)と並び6位タイにつけている。
初日『25』パット、この日も『26』パットとパッティング好調のフューリックは「思ったよりグリーンのスピードが遅かったり難しい部分もあったけれど、昨日の良い流れのまま好調なプレーが出来た」と、ミスを最少限に抑えることができて納得の表情。今季は序盤のトランジションズ選手権でプレーオフに敗れて2位タイ。全米オープンでも優勝争いを演じ4位タイと、不調だった昨年(賞金ランク53位)を上回るプレーを続けている。だが一昨年のザ・ツアー選手権以来の優勝にはまだ手が届いていない。42歳になったベテランの2年ぶりVは徐々に近づいてきているようだ。
一方、本大会7度の優勝を誇り、コースのファイアーストーンCCに絶大な自信を持っているタイガー・ウッズ(米)は「良いパットをしたのに全く入らなかった」とスコアを2つ落とし、通算2オーバーで初日の31位タイから44位タイに後退。それでも「17番でちょっとしたヒントをつかんだ。今日は間に合わなかったけれど今後につなげたい」と週末のチャージを誓う。「スピードがつかめていない」というグリーンの攻略が巻き返しの鍵になりそうだ。
日本勢は苦戦が続き、通算3オーバー48位タイに石川遼。通算4オーバー53位タイに武藤俊憲。藤本佳則はスコアを4つ落とし通算7オーバー67位タイに後退し、ダブルボギーを3つ叩いた谷口徹はまさかの8オーバー78の大乱調で通算10オーバー73位タイに低迷している。