米チャンピオンズツアー通算25勝を誇る65歳のギル・モーガン（米）がエージシュートを達成。自らの年齢と同じ『65』をマークし首位タイの好発進を切った。

　現地時間3日に開幕した同ツアーの3M選手権（ミネソタ州、TPCツイン・シティーズ）第1ラウンド。ここ5年優勝から遠ざかっているモーガンがノーボギーの7アンダー65と爆発し、スティーブ・ペイト（米）、ピーター・シニア（豪）、盧建順（台）と並びトップタイグループの一角を担った。

　快晴微風の絶好のコンディションに恵まれ首位から5打差以内に40人がひしめく混戦の中、本命のベルンハルト・ランガー（独／5アンダー67／8位タイ）やトム・レーマン（米／4アンダー68／14位タイ）らを抑えトーナメントリーダーのひとりに名を連ねたのがモーガンだった。御年65歳の大ベテランは今季11試合に出場しているが、メジャー2試合で予選落ちを喫するなど13位タイがシーズンベスト。賞金ランクは71位に低迷しそろそろ長かったゴルフキャリアも終焉を迎えるかに思われていた。

　ところがこの日のモーガンは好調なショットにパットが噛み合いノーボギーの完璧なラウンド。ツアーでも珍しいエージシュート達成の大記録を打ち立て周囲を驚かせた。5年ぶりの勝利も決して夢ではなさそうだ。

　その他上位陣は、首位グループに1打差の5位タイにトム・ジェンキンス（米）、ジョエル・エドワーズ（米）、マーク・マクナルティ（アイルランド）が並び、ランガーと同じ8位タイにデビッド・フロスト（南ア）、ジョー・デイリー（米）らがつける展開となっている。