全米女子アマ 驚異の17歳キム・ヒョージュが3回戦で敗退…
2012年8月10日(金)午前8:28
女子アマ最高峰の全米女子アマチュアは現地時間9日、オハイオ州のザ・カントリークラブを舞台に2回戦と3回戦の競技を行い、17歳のキム・ヒョージュ(韓)が3回戦で姿を消す大番狂わせが起こった。
2回戦を順当に突破したキムは、3回戦でニコール・チャン(カナダ)と対戦。キムは1番でボギーを叩いて先手を取られると、直後の2番でバーディを奪ってオールスクエアとしたものの、3番のボギーで再び1ダウン。しかし4番、5番とチャンが連続ボギーとしたことで初めて1アップのリードを奪った。
だがチャンも負けてはいない。チャンは8番バーディでオールスクエアに戻すと、10番のバーディで1アップ。11番で再びオールスクエアとされるも、13番でキムがボギーを叩いて1アップのリードを奪った。この後は互いに譲らずスコアカード通りのプレーが続き、チャンが優勝候補筆頭のキムを1アップで撃破した。
安定したスイングから繰り出すショットと、アマチュアとは思えない精神力を持つキムだが、チャンとの戦いではそれを出し切れず。優勝候補がまさかの3回戦負け。出だしでボギーを叩いてから自分のペースでプレーが出来ず、マッチプレーの怖さを思い知る形で姿を消した。
16歳で出場した今年6月の国内女子ツアー、サントリーレディスオープンゴルフトーナメント最終日にツアー最少スコアの11アンダー61をマークし、大逆転で史上最年少優勝(16歳332日)を飾ったキムは、先月行われた欧米両女子ツアー共催のエビアン・マスターズでも4位タイと優勝争いに顔を出した。今大会もメダリスト(予選トップ通過)としてマッチプレーに駒を進めたが、残念ながら女子アマ世界一の座には届かなかった。