R.マキロイ暫定トップタイ浮上! タイガー首位陥落
2012年8月12日(日)午前9:29
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若き世界No.3ローリー・マキロイ(北アイルランド)が暫定ながらトップタイに浮上。メジャー2勝目が現実味を帯びてきた。
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、第94回全米プロゴルフ選手権(サウスカロライナ州、キアワ・アイランド・ゴルフリゾート)は現地時間11日、サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を行ったが、午後になって雷雲がたちこめ最終組が7ホール終了した時点で中断。そのまま順延となり、最終日は3サム2ウェイ(1番と10番から同時スタート)で行われることが決まった。
前日は瞬間最大風速が16メートルを超す強風に見舞われ、各選手ともスコアメイクに苦しんだが、この日の上位はスコアを伸ばし合う展開に。5位タイからスタートしたマキロイは出だし2連続バーディで波に乗り、8番までに5バーディを奪ってトップに躍り出ると、9番でボギーを叩いたものの通算6アンダーでビジェイ・シン(フィジー/7ホール終了時点)と暫定トップの座を分け合った。
この日のマキロイの好調ぶりを物語るのが3番パー4での出来事。ティーショットが枯れ木の幹にめり込み、アンプレアブルを余儀なくされたが、そこから見事にグリーンをとらえシビアなパーパットを沈めるスーパープレーで切り抜けた。今季のマキロイは連覇が期待された全米オープンで予選落ちするなど浮き沈みが激しかったが、終わり良ければすべて良し。メジャー最終戦で最高の結果を残したいものだ。
その他上位陣は、通算5アンダー暫定単独3位に先の全英オープンで逆転負けを喫した雪辱を期すアダム・スコット(豪/9ホール終了時点)、通算4アンダー暫定単独4位にカール・ペターソン(スウェーデン/8ホール終了時点)がつけている。また、ベテランのスティーブ・ストリッカー(米)がこの日5アンダー67をマークし、通算2アンダーで30ランクアップの暫定7位タイに浮上した。
スコアの伸ばし合いとなった第3ラウンドで出ばなを挫かれたのがタイガー・ウッズ(米)。ショットがたびたび砂地につかまる不運もあり、4番、5番、7番でボギーを叩き3つスコアを落としたところでサスペンデッドが決定。通算1アンダー暫定11位タイから残り29ホールで悲願のメジャー通算15勝目に挑むことになる。
日本勢は、7オーバー79を叩いた石川遼が通算9オーバーで44ランクダウンの暫定単独68位。谷口徹も通算10オーバー暫定単独69位に低迷している。尚、藤田寛之はすでに予選敗退が決まっている。