タイガーチャージ不発11位タイ… 今季もメジャー無冠に終わる
2012年8月13日(月)午前9:43
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予選ラウンドをトップタイで折り返したタイガー・ウッズ(米)だったが、またしてもメジャー通算15勝目には手が届かなかった。
米男子ツアーの今季メジャー最終戦、第94回全米プロゴルフ選手権(サウスカロライナ州、キアワ・アイランド・ゴルフリゾート)は現地時間12日、雷の影響でサスペンデッドとなった第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。タイガーは第3ラウンドを終え6位タイ、最終ラウンドを終えて11位タイ(通算2アンダー)とズルズル順位を落とし、最大の目標だった4年ぶりのメジャータイトルはお預けとなった。
内容的には決して悪くなかった。第3ラウンドを終え首位のローリー・マキロイ(北アイルランド)に5打差の6位タイにつけたタイガーは「まだチャンスはある」と自信をのぞかせたもの。しかし最終ラウンドもまた好調なショットでチャンスを作りながらパットに足を引っ張られチャージならず。2バーディ、2ボギーのイーブンパー72に終わり「これほどグリーンが重い(遅い)とは…」と肩を落とした。
タイガーに代わって大会の主役に躍り出たのは後継者と目されるマキロイ。最終ラウンドはタイガーと同じ真っ赤な勝負シャツで登場しノーボギーの6アンダー66をマーク。後続に8打差をつける圧勝で世代交代を印象づけた。
思えばタイガーがメジャー2勝目を飾ったのも全米プロ(1999年)だった。当時タイガーは23歳7か月15日、そして今回優勝を飾ったマキロイは23歳3か月8日目でメジャー2勝目を達成。タイガーより4か月ほど早い順調なペースで先輩の背中を追いかけている。
大会前世界ランク3位だったマキロイはこれで再びNo.1の座に返り咲くことが決まった。タイガーの完全復活はお預けになったが、今後マキロイとの対決の中でお互いの強さを引き出し合い、さらなる高みを目指して欲しい。