左ひじ痛? 手負いのタイガーが優勝戦線浮上
2013年6月15日(土)午前10:41
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5年ぶりのメジャー勝利を目指すタイガー・ウッズ(米)が優勝戦線に浮上した。
今季メジャー第2戦、第113回全米オープンは現地時間14日、ペンシルベニア州のメリオンGCを舞台にサスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、全員がホールアウトすることは出来ず2日連続の順延となった。
そんな中、第1ラウンドで46位タイと出遅れていたタイガーが第2ラウンドを3バーディ、3ボギーのイーブンパー70にスコアをまとめ、暫定トップに並ぶフィル・ミケルソン(米)とビリー・ホールヘル(米)に4打差の通算3オーバー暫定17位タイまで順位を上げた。
「ウェットなコンディションでグリーンがやわらかく止まる分、今日はもの凄くタフな位置にピンが切ってあった」と語ったタイガー。実はタイガー、およそ1か月前にシーズン4勝目を飾ったザ・プレーヤーズ選手権で左ひじを負傷していたことを明かしており、この日も深いラフからのショットで顔をしかめる場面もあった。
けがといえば思い出すのがメジャーで最後の優勝を飾った2008年の全米オープン。そのときも歩行困難なほど左脚を負傷しており、痛みをこらえて優勝した姿が人々の感動を呼んだもの。果たして今回、左ひじの痛みに耐え念願のメジャー通算15勝目はあるのだろうか?
本人は「勝てるか?」という質問に対し、シンプルに「イエス!」と答えている。世界No.1プレーヤーの残り36ホールの戦いぶりに注目だ。