並み居る猛者たちを相手にウィリー・ウッド（米）が米チャンピオンズツアー初優勝を飾った。

　同ツアーのディックス・スポーティンググッズ・オープン（ニューヨーク州、エンジョイGC）は現地時間19日、最終ラウンドの競技を終了。最終ホールで長いバーディパットを沈めたウッドと、この日6つスコアを伸ばしたマイケル・アレン（米）が通算13アンダーで並んで決着はプレーオフに突入した。1ホール目の18番でアレンがパーをセーブできず、きっちりパーで切り抜けたウッドが見事に優勝。レギュラーツアーでも1996年に挙げた1勝のみの男が、歴戦の勇者が居並ぶチャンピオンズツアーを制している。

　1打差の3位タイにトム・レーマン（米）、ケニー・ペリー（米）、ジョーイ・シンドラー（米）、ブラッド・ファクソン（米）。賞金ランク首位のベルンハルト・ランガー（独）、マーク・オメーラ（米）、マーク・カルカベッキア（米）ら実力者たちは、通算11アンダー7位タイに終わった。

　前日トップのジョン・ヒューストン（米）は5オーバー77と崩れて通算7アンダー。連覇を逃したばかりか21位タイに順位を落として3日間の競技を終えている。