片岡大育がアジアンツアーで飛躍しようとしている。

　現在24歳の片岡は2007年にプロ転向。11年にアジアンツアーのクォリファイング・スクール（Qスクール）を突破し、この年は7試合で予選を通過して4試合でトップ10入り（マーキュリーズ・台湾マスターズの単独3位が最高）を果たす。2年目の昨季はより多くの試合でプレーしたが、2試合でトップ20入りするにとどまった。だが、着々と実績を積み重ねていることが証明されたのが前週のCIMBニアガ・インドネシアン・マスターズだ。

　アーニー・エルス（南ア）やトンチャイ・ジェイディ（タイ）、チャプチャイ・ニラット（タイ）など実力者たちも出場している大会で3日目を終えて単独首位に立った片岡。最終日にスコアを2つしか伸ばせず、結果的には優勝したベルント・ウィースバーガー（オーストリア）、エルスの後塵を拝する単独3位に終わったがその実力を大きくアピールした。

　大会後は同ツアーの公式サイトでも大きく取り上げられ、「今週はいい経験になった。初めて首位に立ったし、ウィースバーガー、エルスとプレーできたことは素晴らしかった。安定したプレーを続けることができれば初優勝も近いだろう」と言い切った片岡。今後が楽しみだ。