国内女子ツアーのニトリレディスゴルフトーナメントが24日、北海道の桂ゴルフ倶楽部を舞台に開幕。ツアー未勝利の穴井詩が6バーディ、ノーボギーの6アンダー66を叩き出して単独首位に立つ中、横峯さくら、服部真夕がまずまずのスタートを切った。

　昨年6月に行われたリゾートトラストレディス以来優勝から遠ざかっている横峯。今季初優勝を狙うべくスタートした初日は、前半、後半に1つずつバーディを奪ったほかはスコアカード通りのプレーに終始。2バーディ、ノーボギーの安定感のあるゴルフで2アンダー70をマークし、単独トップに立った伏兵・穴井に4打差の14位タイから逆転での今季初Vを狙う。

　また今季1勝で、現在賞金ランキング日本人トップの3位につけている服部は、出だしの10番でバーディを奪う幸先の良い滑り出し。その後13番をボギーとするも、15番でバーディを奪い返して1アンダーで折り返す。後半も出だしの1番でバーディを奪うと、4番でこの日2つ目のボギーを叩いたが、最終9番を見事にバーディで締めて2アンダー70。賞金ランキングで上をいく全美貞、アン・ソンジュの韓国勢よりも上位でフィニッシュし、女王争いで少しでもプレッシャーをかけたいところだ。

　その他上位陣では、首位に2打差の2位タイに大谷奈千代、成田美寿々、イ・ヘス（韓）、イ・ナリ（韓）の4人がつけ、さらに1打差の6位タイには賞金ランクを独走する全のほか、2週前のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントを制した吉田弓美子、表純子、上原彩子らが続いている。また、賞金ランク2位のアン、佐伯三貴、金田久美子、酒井美紀の実力者が1アンダー71の26位タイにつけている。

　一方、開幕戦Vの斉藤愛璃は1オーバー73の52位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの笠りつ子と諸見里しのぶは2オーバー74の64位タイに低迷。不動裕理が4オーバー76の86位タイ、馬場ゆかりも5オーバー77を叩き、今大会がプロ初戦となる比嘉真美子らと並び97位タイと大きく出遅れている。