S.ガルシア首位タイ、2週連続Vなるか! タイガー7位タイ浮上
2012年8月25日(土)午前8:46
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前週のウィンダム選手権での優勝で復活をアピールしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、2週連続Vに意欲を燃やしている。
米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズは全米オープンの舞台にもなった難コース、ベスページ・ステートパーク(ニューヨーク州)を舞台に現地時間24日、第2ラウンドの競技を終了。初日4位タイの好発進を切ったガルシアが3つスコアを伸ばし、通算8アンダーでニック・ワトニー(米)と並び首位タイに浮上した。
1打差の3位タイにビジェイ・シン(フィジー)とボブ・エステス(米)の両ベテランがつけ、通算6アンダー5位タイにパット・ペレス(米)とジョン・センデン(豪)の2人が続いている。
初日単独トップに立ち、ライダーカップのキャプテン推薦による出場に望みを繋いだパドレイ・ハリントン(アイルランド)は、初日とは打って変わり4オーバー75の乱調で通算3アンダー。アダム・スコット(豪)、カール・ペターソン(スウェーデン)、ジャスティン・ローズ(英)、ブラント・スネデカー(米)らと並ぶ16位タイに後退しライダーカップ出場に黄信号が灯った。「(ザ・バークレイズで)優勝しなければキャプテン推薦はない」とホセ・マリア・オラサバル欧州チーム主将が断言しているだけに、崖っぷちに追いつめられた格好だ。
一方、世界ランク1位と3位の同組対決は若きNo.1ローリー・マキロイ(北アイルランド)を同3位のタイガー・ウッズ(米)が圧倒。腰痛を訴えているタイガーは出だし2連続ボギーで後退したが、その後4つのバーディを奪い返し2アンダー69でホールアウト。首位の2人から3打差の通算5アンダー7位タイに浮上し逆転優勝を射程圏内にとらえた。
マキロイは3連続を含む5ボギーを叩くなどショットの安定感を欠き、2オーバー73とスコアを落として通算イーブンパー52位タイに低迷。同じ52位タイにはフィル・ミケルソン(米)、ルーク・ドナルド(英)らがつけている。
もう1つ気になるのがフェデックスカップポイントランキングだが、次週のドイツ銀行選手権(8月31?9月3日/マサチューセッツ州、TPCボストン)に出場するためには今週終了時点で同ランクトップ100以内に入っていなければならない。カットラインに5打足りず予選落ちを喫したライダーカップの米チーム主将デービス・ラブIII(米)は、トップ100入りを逃しプレーオフシリーズの戦いはわずか1試合で終戦を迎えた。
また、フェデックスカップ歴代王者ジム・フューリック(米)とビル・ハース(米)に加え、メジャーチャンピオンのウェブ・シンプソン(米)とキーガン・ブラッドリー(米)も予選で姿を消している。
尚、日本勢は今大会に出場していない。