国内男子ツアー、フジサンケイクラシックは31日、山梨県の富士桜カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日に63位タイと出遅れた石川遼は、14番パー4でイーグルをマークしたものの、前半の不調が響いて通算3オーバー63位タイで2週連続となる予選落ちに終わった。首位には前週優勝の金亨成（韓）とプラヤド・マークセン（タイ）の2人が通算5アンダーで並んでいる。

　初日出遅れからの巻き返しを狙う石川は前半、4番までパープレーを続けるも、5番で痛恨のダブルボギー。さらに6番、8番、9番をボギーとし、大きくスコアを落として折り返す。後半出だしの10番をバーディ、12番をボギーとして迎えた14番パー4で、残り30ヤードの第2打を直接カップに沈めてイーグル奪取に成功。さらに15番、17番でバーディを重ね追い上げを見せたが、1イーグル、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバー72。通算3オーバー63位タイでカットラインに1打及ばず決勝ラウンド進出を逃した。

　この日首位と3打差の3位タイからスタートしたマークセンは前半を2バーディ、1ボギーで回ると、後半には3バーディ、2ボギーと1つスコアを伸ばして2アンダー69でホールアウト。通算5アンダーとし首位タイに浮上した。また、初日27位タイにつけていた金亨成は、11番から3連続バーディを奪うなど5アンダー66でラウンド。通算5アンダーで一気に首位タイにのぼりつめた。

　その他上位陣は、前日に単独首位に立っていた宮本勝昌が2つスコアを落とし、岩田寛とともに通算4アンダー3位タイ。通算3アンダー単独5位に河野晃一郎、さらに1打差の6位タイには、金庚泰（韓）、武藤俊憲、谷原秀人ら7人がつけている。

　また、初日63位タイの池田勇太は4バーディ、3ボギーの1アンダー70でプレーし、通算1オーバーで36位タイ。今季2勝目を狙う注目のルーキー藤本佳則は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず、通算2オーバーの50位タイとギリギリで予選を通過している。