R.マキロイ、2日連続『65』で単独トップ! タイガー3位タイ
2012年9月2日(日)午前8:22
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世界ランク1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が快調なゴルフで単独トップに躍り出た。
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権(マサチューセッツ州、TPCボストン)は現地時間1日、第2ラウンドの競技を終了。6位タイからスタートしたマキロイが1イーグル、6バーディ、2ボギーの6アンダー65をマークし、通算12アンダーとして単独2位のルイス・ウーストハウゼン(南ア)に1打差をつけトーナメントをリードした。
3位タイからスタートしたタイガー・ウッズ(米)は、3アンダー68で回り通算10アンダーでライアン・ムーア(米)と並び3位タイ。初日トップの21歳ノ・スンヨル(韓)はイーブンパー71とスコアを伸ばせず、通算9アンダーでジェイソン・ダフナー(米)、クリス・カーク(米)、チャール・シュワーツェル(南ア)らと同じ5位タイに後退した。
もしタイガーが最終18番パー5でバーディまたはイーグルを奪えば、大会3日目にして最終組でマキロイと同組対決が実現していたところ。しかしタイガーは18番のティーショットをミス。3打目のアプローチでさえグリーンを捉えることが出来ずパーをセーブするのがやっと。その結果、新旧王者の直接対決はお預けとなった。
「今日は何も決められなかった」と5バーディ(2ボギー)にも悔しさを滲ませたタイガー。一方のマキロイは「いい感じのスタートを切れたので波に乗ることが出来た。すべてが上手く回ってくれた感じ。昨日に比べてドライバーは格段に良くなっている。バーディチャンスをたくさん作れたしパットもそれなりに入ってくれた」と好調なラウンドを冷静に振り返った。
かねてから「強いタイガーと戦って勝ちたい」とマキロイは公言している。今季3勝を挙げ賞金ランク1位ながら、メジャーでの勝ち星がないため完全復活したとは認めてもらえないタイガーだが、もし今週マキロイとの直接対決を制するようなことがあれば周囲の見方も変わるはず。最終日こそタイガー vs. マキロイの同組決戦が見たいものだが、そのためにはムービングデーのチャージが必要になる。
その他の注目選手はフィル・ミケルソン(米)が2日連続『68』で回り通算6アンダー15位タイにつけたが、世界ランク2位のルーク・ドナルド(英)はスコアを1つ落とし、通算3アンダーで同ランク4位のリー・ウェストウッド(英)らとともに25位タイに後退した。
また前週優勝のニック・ワトニー(米)は通算1アンダー38位タイに低迷中。マスターズチャンピオンのブッバ・ワトソン(米)は通算5オーバー88位タイで予選落ちを喫している。