記録男L.ウーストハウゼンの対抗馬はタイガーかR.マキロイか?
2012年9月3日(月)午前8:42
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ハーフのコース記録『29』をマークして逃げ切り態勢に入ったルイス・ウーストハウゼン(南ア)に、世界ランク1位&3位コンビが宣戦布告だ。
現地時間2日に行われた米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦、ドイツ銀行選手権第3ラウンド(マサチューセッツ州、TPCボストン)。ウーストハウゼンが7連続バーディを奪う記録的猛攻で8アンダー63と爆発し、通算19アンダーで単独トップに躍り出たが、彼の独走を阻止すべくビッグネームが決意を新たにしている。
対抗馬の筆頭はこの日3打差の単独2位に後退した世界ランクNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)。同組で回ったウーストハウゼンが7連続バーディをマークしたことに関して「本当に凄かった。12番でオナー(最初に打つ順番)を奪い返したときは心から嬉しかったよ」と感心しながらも「そんなに離されているわけじゃない。明日は面白い展開になりそうだ」と3打差からの逆転Vに意欲を燃やす。
一方、2日連続の『68』でウーストハウゼンとは6打差の3位タイにつけるタイガー・ウッズ(米)も負けてはいない。「今日もそうだったように、このコンディションなら明日も8アンダー、9アンダーといった爆発的スコアが出るに違いない。誰か絶対にチャージをかけてくるはず。それが早いスタートの組なのか遅いスタートの組なのかは誰にもわからないけれど、願わくば自分がそのひとりになりたいね」と猛チャージ宣言だ。
というのも、この3日間「ショットの調子はものすごく良い」そうで、平均飛距離は310.3ヤードで全体の4位、パーオン率は79.6パーセントで全体の3位タイ。懸案のパットさえ決まれば初日マークした『64』のようなスコアが「問題なく出せる」と確信しているのだとか。
「あわや『59』も夢ではないと思った」というウーストハウゼンが2日続けて爆発的スコアをマークする確率は、前例から見てもそれほど高くはない。となればマキロイやタイガーのチャージ次第で本人たちが言う「面白い展開」に持ち込めそうだ。