プレーオフ最終戦 タイガー首位発進! R.マキロイは12位タイ
2012年9月21日(金)午前9:28
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タイガー・ウッズ(米)が逆転での年間王者タイトルに向けて最高のスタートを切った。
フェデックスカップポイントランクトップ30の選手だけが出場を許された米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間20日、第1ラウンドの競技を終了。現在同ポイントランク首位のローリー・マキロイ(北アイルランド)と同組でプレーしたタイガーは、フェアウェイキープ率71%、パーオン率72%の安定したショットで6バーディ、2ボギーの4アンダー66をマーク。同じく6バーディ、2ボギーで回ったジャスティン・ローズ(英)と共に首位タイに立った。
「今日は全体的にいいプレーが出来た。たくさんいいショットが出来たし、パットもそこそこ入った。それにいいパーも2度拾えたしね」と、明るい表情を見せたタイガー。今季もメジャー優勝こそできなかったが、最後に現在の世界ランクNo.1であるマキロイの目の前でかつての王者の貫禄を見せた。
一方のマキロイは1番でボギーを叩く苦しい立ち上がり。その後3番でバーディを奪いイーブンパーで折り返すと、後半も1つスコアを伸ばすにとどまり3バーディ、2ボギーでホールアウト。1アンダー69のラウンドで12位タイ発進とこの日の直接対決ではタイガーの後塵を拝することになった。
だが、大会はまだ54ホール残っている。マキロイの爆発力があれば、逆転の可能性は十分にあるだけに白熱した戦いは続く。
1,000万ドル(約7億8,300万円)がかかった年間王者の座を熾烈に争うのはタイガーとマキロイの2人だけではない。同シリーズ最終戦制覇に向けて他の選手たちもまだまだやる気満々だ。首位と1打差の3位タイでスティーブ・ストリッカー(米)、マット・クーチャー(米)、スコット・ピアシー(米)、ボ・バン・ペルト(米)の4人が追走。さらにフェデックスカップポイントランク5位のブラント・スネデカー(米)が2アンダー68で回り7位タイにつけている。また、マキロイと同じ1アンダー69の12位タイにはフィル・ミケルソン(米)やジム・フューリック(米)がおり、戦いの行方は予断を許さない。