タイガー急降下 J.フューリック2年ぶり大会Vに前進
2012年9月22日(土)午前9:21
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初日首位タイ発進のタイガー・ウッズ(米)がリーダーボードを急降下。代わって2010年の大会チャンピオン、ジム・フューリック(米)が単独トップに躍り出た。
フェデックスカップポイントランクトップ30の選手だけが出場を許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間21日、第2ラウンドの競技を終了。ハーフ「29」の猛攻で6アンダー64をマークしたフューリックが通算7アンダーまでスコアを伸ばし、初日の12位タイから単独首位に浮上した。
1打差の単独2位にジャスティン・ローズ(英)が続き、通算5アンダー3位タイにマスターズチャンピオンのブッバ・ワトソン(米)とボ・バン・ペルト(米)、通算4アンダー5位タイにダスティン・ジョンソン(米)とマット・クーチャー(米)がつける展開となった。
またフューリックと同じ12位タイからスタートしたローリー・マキロイ(北アイルランド)が我慢のゴルフながら15番パー5で鮮やかなイーグルを決めて2アンダー68をマーク。通算3アンダーとし、5ランクアップの7位タイで2日目を折り返した。
出だしから7ホール連続でスコアカードに『3』を並べたフューリックは「気分がいいね」と3連続を含む6バーディを奪ったフロントナインを自画自賛。「終盤6ホール(2バーディ、3ボギー)は思うようなゴルフが出来なかったけれど、全体としてはとても安定した良い内容だった」と第2ラウンドを総括。もし優勝なら2年前の同大会以来のツアー通算17勝目。42歳になったベテランが再び輝きを取り戻すか今後の展開に注目だ。
一方、初日快調なパットを武器に首位発進と最高の滑り出しを切っていたタイガーは苦戦を強いられた。出だしの1番でいきなりボギーを叩くと8番パー4でダブルボギー。イーブンパーで折り返した後半、ボギーを4つ(1バーディ)を叩いて3オーバー73とスコアを落とし、通算1アンダーで首位に6打差の12位タイに大きく後退した。今季は良い日と悪い日が交互にやって来る傾向があるタイガー。3日目以降の巻き返しに期待したい。