R.マキロイ首位に3打差、タイガー4打差で最終日へ
2012年9月23日(日)午前8:46
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世界ランクNo.1&2コンビ、ローリー・マキロイ(北アイルランド)とタイガー・ウッズ(米)がじわりと順位を上げ、首位に並ぶ2人にプレッシャーをかけている。
フェデックスカップポイントランクトップ30の選手だけが出場を許される米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)は現地時間22日、第3ラウンドの競技を終了。この日ノーボギーの6アンダー64をマークしたブラント・スネデカー(米)が通算8アンダーまでスコアを伸ばし、ジャスティン・ローズ(英)とともに首位タイに浮上。この2人をマキロイは3打差(通算5アンダー/4位タイ)、タイガーは4打差(通算4アンダー/7位タイ)で追いかける展開となった。
マキロイもタイガーも逆転優勝すれば、もちろんフェデックスカップ年間王者となり特別ボーナス1,000万ドル(約8億円)が手に入る。最終18番パー3でティーショットをバンカーに入れたマキロイは「ここでボギーを叩いたら明日に響く」と寄せワンで執念のパーセーブに成功。「明日に繋がる。エキサイティングな1日になりそうだね」と笑顔で逆転Vに意欲を見せた。
一方のタイガーは前日2004年以来8年ぶりにこのコース(イースト・レイクGC)でオーバーパー(3オーバー73)を叩き首位タイから転がり落ちたが、一夜明けこの日は4バーディ、1ボギーの3アンダー67ときっちりアンダーパーにスコアをまとめ優勝戦線に踏みとどまった。フェアウェイキープは6ホールだけとティーショットの安定感は今ひとつだが、懸案のパットは18ホールで29パットとまずまず。最終日は早い段階でスコアを伸ばし、追い上げ態勢に入りたい。
その他上位陣は、首位の2人に2打差の通算6アンダー単独3位にライアン・ムーア(米)がつけ、マキロイと同じ通算5アンダー4位タイにブッバ・ワトソン(米)とジム・フューリック(米)。前日からの首位の座を終盤まで守っていたフューリックだが、17番パー4でティーショットを池に入れ痛恨のトリプルボギーを叩いて後退している。
タイガーと並ぶ7位タイにロバート・ギャリガス(米)、マット・クーチャー(米)、ボ・バン・ペルト(米)がつけ、最終日はマキロイがムーアと、タイガーはギャリガスとそれぞれ同組で回ることになる。