タイガー完全復活は来年に持ち越し… R.マキロイ年間王者を逃す
2012年9月24日(月)午前10:08
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シーズン3勝を挙げ、復活をアピールしたタイガー・ウッズ(米)だったがメジャー大会に続きプレーオフシリーズ最終戦、ザ・ツアー選手権(ジョージア州、イースト・レイクGC)の優勝も逃し、本当の意味での“復活”は来年以降に持ち越しとなった。
現地時間23日に行われた大会最終ラウンド。「まだ勝機は残されている」とチャージを誓ったタイガーは序盤からスコアを伸ばして、上位にプレッシャーをかけたいところだった。ところが出だしの1番でボギーを叩いてつまずくと、6番パー3では池につかまりダブルボギー。後半は持ち直し、最終18番はあと少しでホールインワンというスーパーショットで楽々バーディを奪ったが、全体としては2オーバー72とスコアを落とし、通算2アンダー止まり。勝ったブラント・スネデカー(米)に8打差の8位タイで終戦し、フェデックスカップポイントランクも3位にとどまった。初日『66』の首位タイで飛び出し、優勝が期待されただけに本人も、完全復活を願うファンにとっても物足りない週末となってしまった。
また年間王者にあと一歩と迫っていたローリー・マキロイ(北アイルランド)も2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー74と崩れ、通算1アンダー10位タイと不完全燃焼のまま最終日の競技を終えることに。「結果は残念だったけれどスネデカーは素晴らしかった」と勝者を讃えながらも悔しさは隠せない。
シーズン中盤、“プチスランプ”に苦しんだが、8月の全米プロゴルフ選手権でメジャー2勝目を挙げてからは絶好調。プレーオフシリーズのドイツ銀行選手権とBMW選手権で連勝を飾り、800万ドル(約6億3,000万円)強を稼いで賞金王の座を射止めた。今回は残念だったが若きエースの今後の活躍が楽しみだ。