ライダーカップ 米チーム大誤算? タイガー組連敗
2012年9月29日(土)午前11:06
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本来ならポイントゲッターであるべき米国チームのエース、タイガー・ウッズ(米)が初日の2マッチで連敗を喫した。
2年に1度、名誉をかけた欧米決戦ライダーカップ(米イリノイ州、メダイナCC)が現地時間28日開幕。タイガーはスティーブ・ストリッカー(米)とのコンビで午前中のフォーサム(1つのボールを2人が交互に打ってプレーする)と午後のフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)に出場したが、両マッチを落としチームに貢献することは出来なかった。
米国チームは5-3と2ポイントリードする快調な滑り出しを切った。しかしタイガーの初日は今ひとつ波に乗れないまま終了。フォーサムではイアン・ポルター&ジャスティン・ローズの英国ペア相手に接戦を演じたが2アンド1で惜敗。ショットが乱れたタイガーをストリッカーがフォローに回って善戦したが17番パー3をパーで引き分けたところで万事休す。
気持ちを切り替え臨んだ午後のフォーボールでは序盤タイガーのバーディでリードを奪いながら中盤以降、リー・ウェストウッド(英)&ニコラス・コルサーツ(ベルギー)ペアに押され気味。上がり3ホールはタイガーらしいピンに絡むスーパ?ショット、ラインを読み切ったスーパ?パットを連発し、決着はアメリカ1ダウンのまま最終18番までもつれたが、バーディチャンスをタイガーが沈めれば引き分けという場面で打球がカップの左をすり抜け勝利ならず。29歳の新鋭コルサーツの気迫のこもったプレーの前にタイガーチームの2連敗が決まった。
「ニコラス(コルサーツ)の今日のパットは素晴らしかった。最後は自分が(バーディ)パットを沈めていれば引き分けに持ち込めたのにそれが出来なかった」と敗戦を振り返ったタイガー。「午前中はショットがバラけて良いところがなかったが、午後のプレーには満足している。ショットもパットも上出来だったがそれでも相手(欧州チーム)を追いつめることは出来なかった。悔やむべきは最後のパット。ベストを尽くしたがニコラスのパットにやられた感じだ」とタイガーはライダーカップルーキーのコルサーツを絶賛した。
とはいえライダーカップは始まったばかり。明日以降の巻き返しに期待したい。
ライダーカップ放送予定
http://www.golfnetwork.co.jp/cp/rydercup2012/